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アメリカ入国審査の流れを解説|聞かれる質問・別室送り・入国カードは今も必要?

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アメリカ入国審査の流れを解説|聞かれる質問・別室送り・入国カードは今も必要?

・審査官に何を聞かれるのか
・別室に連れて行かれたらどうなるのか

初めてのアメリカ旅行だと、こんなことを不安に感じますよね。

この記事では、アメリカ入国審査について紹介しています。

到着してから審査を終えるまでの流れ審査官に聞かれることについてまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

アメリカ入国審査の流れ|到着から入国完了まで

アメリカの空港に着いてから外に出るまでは、下記のような流れになります。

アメリカに入国するまでの流れ
  1. 入国審査
  2. 荷物受け取り
  3. 税関

入国審査自体は、レーンに並んでからものの数分で終わることがほとんどです

入国審査の流れ(STEP1〜6)

STEP
到着レーンに並ぶ

到着すると、まず米国市民・永住権保有者用のレーンと、それ以外の外国人用レーンに分かれて並びます。

ESTAで渡航する日本人は、外国人用のレーンに並びます

STEP
CBP職員にパスポートを提示

順番が来たら、CBP(税関国境警備局)の職員にパスポートを提示します。

初めてアメリカに行くなら、このタイミングでESTAの控えなど渡航認証の情報を確かめられます。

STEP
顔写真の撮影

ここでカメラの前に立ち、顔写真を撮影されます。

ちなみにこれは「Simplified Arrival」というもので、事前に登録されている写真とその場で撮った顔写真を照合する生体認証です。

過去にアメリカへ渡航したことがあれば、指紋の提出を省略できることもあります。

STEP
渡航目的などの質問に回答

続けて、渡航目的や滞在期間などの質問に答えます。

STEP
預け荷物を受け取る

質問への回答に問題がなければ、そのまま通過して預け荷物の受け取りへ進みます。

Baggage Claimの表示に従って自分の便名を確かめれば、荷物が出てくるベルトの場所が分かります。

STEP
税関を通って到着ロビーへ

荷物を受け取ったら、税関(Customs)のエリアを通って到着ロビーに出ます。

MPCアプリを使うと流れはどう変わる?

MPCアプリを使うと、通常のレーンに並ばず専用レーンで審査を終えられます

ただし誰でも使えるわけではなく、対象になるのは次のような人限定です。

MPCの対象者
  • 米国市民
  • 永住権(グリーンカード)保有者
  • B1/B2ビザ保有のカナダ国籍者
  • ESTAでの渡航が2回目以降の人

初めてESTAでアメリカへ行くなら、MPCは使えず通常の審査レーンに並ぶ必要があります

使い方はけっこう簡単です。

渡航前にアプリをダウンロードしてパスポート情報や税関申告の質問に回答しておき、空港に着いたら自撮り写真を撮影・送信するだけ。

送信すると4時間有効なQRコード付きの受領画面が発行され、これをCBP職員に見せれば手続きが完了します。

対象空港はロサンゼルス(LAX)やJFKなど、2024年時点で全米53地点まで広がっているそう。

実際に使った人の体験談では、通常レーンで約1時間かかったところが、MPCを使うことで5分に短縮できたとのことです。

入国審査にかかる時間の目安・混みやすいタイミング

入国審査の待ち時間は、空港や時間帯によって大きく変わります

CBPは公式サイトのawt.cbp.govで、空港別・時間帯別の待ち時間のデータを公開しています。

空港やターミナルなどの条件を選べば、平均待ち時間や最大待ち時間までチェックできます。

この仕組みは2026年8月時点の情報です。

ちなみに過去のデータだと、ロサンゼルス国際空港にJAL便が到着する11時〜12時台は、平均待ち時間が27〜50分、最大115分という感じ。

夜21時〜22時台だと、最大175分待ったという記録もありますね。

旅行が近づいてきたら、自分が到着する空港・時間帯でawt.cbp.govのレポートを見ておくのがおすすめです。

Shinobu

乗り継ぎがあるなら、この待ち時間のばらつきも考えて時間を確保しておきましょう

入国審査で聞かれること・答え方

入国審査官が聞くのは、渡航目的や滞在期間などです。

聞かれる内容は基本的には決まったパターンで、難しい言い回しはなくシンプルな英語で聞かれることがほとんどです

定番の質問と回答例(渡航目的・滞在期間・滞在先など)

代表的な質問と回答例を、カテゴリごとにまとめました。

スクロールできます
質問カテゴリ聞かれる英語回答例
渡航目的What’s the purpose of your visit?・For pleasure. / On vacation.(観光)
・Business.(仕事)
滞在期間How long are you staying?For 5 days.のように具体的な日数で答える
滞在先Where are you staying? / What is the address?・ホテル名と地名を伝える(We’re staying at [ホテル名] in Manhattan.)
・住所はメモを見せてもOK
帰りの航空券Do you have your return tickets?チケットの画面や紙を見せながらHere they are.
所持金How much cash do you have with you?具体的な金額とカード保有を伝える(We have about $2,000 in cash and a credit card.)
職業What is your occupation?I’m in sales.やI’m an engineer.など具体的な職種で答える
直近の渡航歴Have you been to any other countries in the last six months?実際の渡航実績を具体的に答える

職業を聞かれたとき、会社員のつもりでoffice workerと答えると、具体的な職種が伝わらず誤解を招きやすいので注意しましょう。

salesengineerのように、実際の仕事内容が分かる言葉で答えるのがコツです。

一通り質問が終わると、指紋採取や顔写真の撮影を求められることもあります。

Shinobu

審査官から聞かれていない情報を自分から付け加えるのは避けましょう

余計な説明をすると、かえって怪しまれてしまいます。

英語が苦手でも大丈夫?伝わりやすい答え方のコツ

英語が話せなくても、聞かれる項目をあらかじめ把握しておけば十分乗り切れます。

審査官が聞くのは、渡航目的や滞在先など決まった内容がほとんどなので。

日数や金額は具体的な数字で答え、宿泊先の住所や帰りの航空券の情報は事前に紙に印刷しておくかスマホに保存しておきましょう。

提示するだけで会話が成立しますので、英語での説明が苦手でも安心です。

もし別室に呼ばれるようなことになっても、通訳者が同席して翻訳してくれます。

Shinobu

身構えすぎず、聞かれたことに素直に答えればなにも心配はいりませんよ!

アメリカの入国審査は厳しい?別室送りの実態

ぶっちゃけアメリカの入国審査は審査官によるところが大きいので、人によっては難しく感じることもあります。

ただほとんどの人は数分のやり取りで通過できますので、別室に呼ばれるのは極稀です。

そもそもアメリカの入国審査が厳しいと言われる理由

アメリカの入国審査が厳しいと言われる理由は、CBP職員の権限が大きいからです。

米国移民国籍法(INA)第212条には、犯罪歴や就労の意図の有無など入国を認めない外国人が決められています。

CBP職員は、この基準をもとに一人ひとりの入国資格を個別に判断する権限を持っています。

加えてコロナ禍で渡航者数が減っていた頃は、審査官1人あたりの渡航者にかけられる時間が増えました

結果、質問が細かくなり、厳しくなったと感じることが増えたそうです。

別室送り(Secondary Inspection)とは?呼ばれやすい人の特徴

別室送り(Secondary Inspection)とは、通常の審査レーンとは別の部屋で、改めて質問される仕組みのこと。

無作為に選ばれるパターンと、審査官が怪しく感じた場合の2つがあります。

無作為に選ばれることもありますので、別室に呼ばれたからといってそれほど身構える必要はありません。

ちなみに実際の体験談を見ると、次のようなケースだと別室送りになることがあるみたいです。

別室に呼ばれやすいと考えられる要因
  • 観光や仕事など、渡航目的の答えと行動の内容が食い違っている
  • 携帯電話を複数台持っている
  • 滞在日数に対して荷物が極端に少ない、または多い
  • 滞在先が個人宅で、その人物との関係をうまく説明できない
  • 訪問先の具体的な地名をすぐに答えられない
  • 出張や訪問の証明になる名刺などの書類を持っていない

別室では市民権や渡航目的など、入国資格に関わる内容について審査官が質問する法的な権限を持っています。

ちなみにスマートフォンなどの電子機器を調べる権限もCBPにはあります。

なぜ別室に回されたのか、理由はその場で説明されないことがほとんどです。

別室に呼ばれたら実際どうなる?体験談から見る質問内容と所要時間

別室での滞在時間は、体験談を見る限り40分から3時間くらいと様々です。

サンフランシスコ空港での体験談では、ニューヨークで何をするか?という質問に「夫と落ち合う」と答えたことで、回答の内容にズレが生じて別室送りになったそう。

別室での滞在は約1時間弱で、審査官とのやり取りは通訳を介したことで30〜40分ほどかかったみたいです。

ちなみにその時に聞かれた内容としては、下記のような感じです。

別室で実際に聞かれた内容(体験談より)
  • 滞在目的や期間の詳細
  • 夫の現在地・到着予定日
  • 別便で渡米した理由
  • 帰りの航空券の予約状況
  • 宿泊ホテルの情報
  • 夫の勤務先・生年月日

審査官はわかりやすい英語を使ってくれて、怒鳴られるようなこともなく、淡々と進んだみたいです。

別室送りにされた人の体験談は、下記のように動画でまとめている人もいます。

別室ではスマホも使えず待機スペースで順番を待たされますので、たぶんかなり苦痛の時間になります。

怪しまれない服装を選び、帰りの航空券をすぐ提示できるようにしておくと、スムーズに解放されるはずです。

Shinobu

滞在先や仕事内容を説明できるよう、事前に頭の中で整理しておきましょう

女性やひとり旅は入国審査で厳しく見られることがある?

女性だから、ひとり旅だからという理由で、入国審査で疑われることはありません。

ただ一人での渡航目的が曖昧だったり怪しい勤務歴があったりすると、売春や不法就労の疑いで別室に呼ばれることもあります。

日本人女性の別室送りの例と入国審査官へのアドバイスについては、こちらの動画でも紹介されています。

入国審査の通訳を32年務めた人によると、次のようなことを意識すべきみたいです。

入国審査官への実務アドバイス(通訳者歴32年の視点)
  • 審査官には礼儀正しく、誠実な態度で接する
  • 露出の多い服装や、不適切な英語表記のある衣類は避ける
  • 渡航費用は自己負担なのか、誰が負担したかを説明できるようにしておく
  • 帰国便を提示できるようにしておく
  • 職業を証明できるようにしておく。アルバイトでも構わない
  • 滞在中に何かあった場合の貯蓄があることを示せるようにしておく
  • 事実でないことは言わない

空港によって混雑・厳しさは変わる?

基本的に空港によって審査の厳しさが変わることはありません。

女性の別室送りで名前の挙がるホノルルやロサンゼルスなどの空港も、日本からの渡航者数がもともと多いから事例が集まりやすいと考えられています。

厳しさというより、待ち時間の方が空港ごとに変わります。

2015年ごろのawt.cbp.govのデータをもとに、空港ごとの平均待ち時間をまとめておきます。

ワシントン・ダレス11.19分
アトランタ・ハーツフィールド-ジャクソン12.05分
ダラス・フォートワース14.83分
JFK(ニューヨーク)25.04分

JFKは、この4空港の中では比較的時間のかかる空港みたいですね。

2015年ごろのデータなので、今の混雑状況はかなり変わっていると思います

入国カード(I-94)・税関申告書は今も必要?

紙の入国カードや税関申告書は今でも書く必要があるか?

答えは半分イエスで半分ノーです。

紙に記入して提出することはほとんどなくなりましたが、2025年4月から電子的なI-94の記録を渡航中は持っていなければいけないという義務が追加されました。

入国審査で必要なESTA(電子渡航認証)の申請方法は、ESTA申請フォームの書き方で詳しく紹介しています。

紙の入国カード(I-94)は廃止された?今の提出ルール

飛行機でアメリカに行く場合、今は紙の入国カードを提出する必要はありません。

入国審査を通過すると、CBPが入国記録を電子的に作成する仕組みになっているからです。

自分の入国記録は、公式サイトi94.cbp.dhs.govで名前などを入力すれば、いつでも見られます

【2025年4月〜】外国人登録証明書の常時携帯義務化とは

2025年4月11日〜外国人登録証明書の常時携帯義務がスタート
└ESTAで90日以内の観光をする一般的な渡航者も対象。I-94の電子記録を印刷またはスマホ保存して携帯する必要があります。

2025年1月20日の大統領令を受けて、国土安全保障省(DHS)が暫定最終規則を発行したことによるルール変更です。

対象になるのは18歳以上の外国人で、I-94やグリーンカードといったDHS発行の登録証明書を常に持ち歩く義務があります。

ESTAで90日以内の観光をする一般的な渡航者も、この携帯義務の対象に含まれます。

この項目については、新しく登録の手続きをする必要はありません。入国時の指紋や顔認証の記録によって、すでに登録済みという扱いになっているからです。

やることとしては、i94.cbp.dhs.govで自分のI-94記録を確かめて、紙に印刷するかスマートフォンにPDFで保存しておくことだけ。

どちらの形式でも携帯義務は満たせます

義務に違反した場合の扱い
  • 登録・携帯・住所変更の届け出義務への違反は罰則の対象
  • 故意の違反は国外退去処分につながる可能性も
  • 最高5,000ドルの罰金または最長30日間の拘禁刑
Shinobu

渡航中はスマホにI-94のPDFを保存しておくだけで済むので、出発前にi94.cbp.dhs.govでのチェックだけ済ませておきましょう!

税関申告書は書かなくていい?今も申告が必要なケース

税関申告は、基本的に口頭で答えればOKです。

米国連邦規則集により、渡航者は口頭申告で申告義務を果たせると決められているからです。

書面での申告書への記入が必要になるのは、審査官が個別に必要と判断した場合のみです。

Simplified Arrivalという仕組みができたことで、紙に記入する作業はほとんどなくなりました。

Shinobu

紙に書く場面がほぼなくなっただけで、申告そのものが不要になったわけではないので注意しましょう

税関申告は、次のケースに当てはまるなら申告が必要です。

今も申告が必要なケース
  • 現金・トラベラーズチェックなどの合計が1万ドル相当以上ある場合
    現金か小切手かなど、金種にかかわらず申告が必要です
  • 肉・果物・野菜・植物・種子・土・動物およびその加工品を持ち込む場合
    少しの持ち込みでも申告が必要です。未申告のまま持ち込むと没収や1件最大1,000ドルの罰金の対象になります

この2つに当てはまらないなら、普通は審査官からの質問に答えるだけで済みます

アメリカ入国審査をスムーズに終えるための事前準備

アメリカ入国審査で困らないためには、渡航前に下記の3つを準備しておくと安心です。

渡航前の準備
  • ESTAの申請
  • 提示書類の準備
  • アメリカでの通信手段
Shinobu

入国審査で審査官に提示するESTAの申請がまだなら、先に済ませておきましょう

申請フォームの書き方はESTA申請フォームの書き方で詳しく解説していますので、事前に申請しておきましょう。

滞在先の住所や帰りの航空券の情報についても、紙に印刷しておくかスマホに保存しておきましょう。

英語での説明に自信がなくても、この書類を見せるだけで会話が成立します

現地に着いてすぐ家族と連絡が取れる手段を用意しておくと、いざというときに安心です。

アメリカでの通信手段の選び方は、アメリカ旅行にWi-Fiは必要?結論と理由、通信手段の選び方を解説で詳しく紹介しています。

まとめ

アメリカに入国するには、ESTAやパスポートなどの準備が必要です。

渡航前に用意しておきたいアイテムについてはアメリカ旅行に持っていくべきものにまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。

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